世界はひろいが、人間のもつ内面もひろい。

昨日は転職のことで、知人と話をした。
結論から言えば、その知人の元で働くことはない。
だれかの元で働く、働かせるというスタイルではないのは知っていたので、たぶんわたしの期待する仕事とは違うだろうとはうすうす気づいていたが、チャンスであれば聞いておきたかった。

関心とか
経歴とか
お金になればどんなことでもしてみる姿勢とか
徹夜できるとか
まったくもって回遊魚だ。
回転方向も逆まではいかないけど、わたしとはそうとう違う。

お話をしている中で、簡単には口にできなかっただろうお話を聞いた。
大手企業にいて、プロジェクトをもって、人を管理するポジションにいたときのこと。
お話の途中で人がきて話は中断してしまったが、すこし鼻をすすりながらいつもと変わらない対応をされていた。
企業の運営をまんなかにして、ふたりの人の人生と命が、おおきなダメージを受けてしまったらしい。

その人のせいではないけれど、企業人といえども関わった本人としての深い悲しみと悔恨を抱き続けている様子だった。
この後悔をばねに現在のフリーの状況を選んで、さらに大きな舞台にあがって社会を変える時を待っているのではないだろうか。
もっともあのハードワークは、好きだからやれるのだろうな。好
きなことやっているから基本にこにこしてて、そういうのってほんとうらやましい。

こちらの方は雇用する側の考えだが、雇用される側の意識も変わっている。
知り合いの作家さんが書いた小説に、自分にとって仕事とはどんな意味があるのか、と問いがあった。
もうお金だけが動機で仕事をすることは難しい時代だ。

わたしの問の答えは、まだでていない。
ただ、昨日、知人と向き合ったことで、見えたことがある。
そう大きなことは考えなくてもよい。
まずは、今までやってきた仕事や活動をまとめること、それがいるなと思った。

ネットワーク（軽く体系を学ぶ）
エクセルなど（難易度高いこと、基礎の復習）
簿記２級（勉強済・試験合格する）
歌集出版

でしょうか。１３年、いろいろやっているじゃないの。
履歴書には書けないけど、病気と治療も克服したしね。マンション買ったし。
金と体力の苦労をよくぞ乗り越えたよ。