あいころも

日々のあれこれ、短歌など。ときどきによって変わります。

しろつめくさを籠にたっぷり積んできて
一晩かけて、帳を編んだ。

もう会うことのない人がいて
こころにできた結界を編むかのように。

帳は朝露に濡れ
わたしの指も濡れた。

やがてホルンの音色を奏で太陽が昇り
すべての息吹が蘇りはじめる。

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